映画『ボヘミアン・ラプソディー』

映画ボヘミアン・ラプソディを観てきました。

 

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 せっかくなので、音響の良い映画館で観たいと、調べた結果、近場の映画館で、ドルビーアトモスで上映されるのは、午後9:30からと判明(終了は11:30)。平日の夜でしたが、気合を入れて行ってきました。

 ドルビーアトモスで映画を見るのは初めてでしたが、天井と壁にスピーカーがぎっしりで、なるほど、これで立体感を出すのか、という感じ。

 

 

ボヘミアン・ラプソディ』は、フレディとQueenの伝記映画ですので、明らかな嘘や、実際と異なる表現はNGです。Queenの誕生からスターになった後まで、フレディの生き様、メンバの関係性、曲の制作秘話などが語られます。15年というQueenの月日を2時間に凝縮しているせいで、ストーリーは早口だし、サブキャラクターの掘り下げも足りていない。正直なところ、普通の映画として見れば、物足りないと感じる部分がありました。

 けれど、不思議と不満に感じませんでした。

 おそらく『ボヘミアン・ラプソディ』を、普通の映画ではなく、フレディとQueenの伝記映画として観に来ていたせいだと思います。私が一番期待しているのは、Queenの演奏シーンであり、フレディの歌唱シーンだったからだと思います。

 

 俳優さんたちは、完璧とは言いませんが、雰囲気を含めて本当に本人達にそっくりで、違和感なし。演技も上手。バンドの絆や、フレディの気持ち、曲の生い立ちが語られ、しっかりと感情移入できたところで、曲が始まります。

 家でやると明らかに近隣から苦情の来る大音量で響く、Queenの音。映画館の空間の広さのせいか、ドルビーアトモスのおかげかわかりませんが、クリアで聞き取りやすい音と共に、ライブハウスで聞くような体に響く重低音のドラムとベース。今まで聞いた中で一番心地の良いQueenの演奏でした。至福の時です。

  加えて、最新の映像機材で撮影しなおされた、フレディの、あのライブパフォーマンスが大画面に映し出されるわけです。セクシーに動き、力強く拳を突き上げるフレディのかっこよさと言ったら。そりゃあ、テンション上がらないわけがない。楽しくないわけがないです。

 

 私が一番見たかった、かっこいいフレディとQueen、そして、聞きたかった素晴らしい曲の数々。それらを、大画面、大音量、高音質の映画館で堪能した、大満足の2時間でした。

 

 というわけで、評価は、自分の好みも含めて、4.5/5.0

 

 Queenが好き、Queenの楽曲に興味がある、という人には、とても楽しめる映画になっています。ライブさながらに楽しめる、映画館での鑑賞をオススメします。逆に、Queenに全く興味がないけど、レビューや評価が良いので見に行きたいという人は、ちょっとだけ予習しておくと、良いと思います。

 

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